
BESTIE…親友や相棒を連れて歩くような、くつろげる時間を週替わりのゲストとともにお届けしている「CARRY MY BESTIE」。
今回のゲストは、須田景凪さんです。
——新曲ラッシュ! その制作の裏側
亀田:
「猫被り」や「無垢」、そしてバルーン名義の「ノマド」など ここ最近 立て続けに新曲をリリースされていますね。
曲が溢れてきている感じなんですか?
須田:
去年の終わりくらいに作った曲が、ようやく表に出てきた感じで。
亀田:
種を蒔いていたものが育ち、かたまって出てきた感じかな。
「須田景凪」さんとしてデビューして、今年で5年くらいですよね。
コロナも含め色々なことがあったと思うんですけど、様々な形で音楽を発表してきてどんな5年間でした?
須田:
目まぐるしかったですね。
もともと僕はボカロPで、「バルーン」という名義で活動していたんですけど
「シャルル」っていう楽曲を発表する、ちょっと前くらいから自分の曲をセルフカバーで歌ったりしてるうちに、意外と聞いてくれる人が多いなと思って。
亀田:
「意外と」どころじゃないですよ!再生回数が億とかいってますよ!笑
須田:
今となっては、そうなんですけど。笑
すごく嬉しい反面、自分の中ではボカロって「歌ってみた」みたいな二次創作文化があるので、ある意味『誰が歌ってもかっこいいもの』っていうイメージだったんです。
それを自分が歌うために書くものと混同しちゃっている時期があって、自分の中で違和感もあったので、そこから名義を分けるに至ったんです。
それで「須田景凪」っていう名義を設けてから、初めて自分のワンマンライブをしたり、初めてサポートミュージシャンにレコーディングしてもらったりとか。
亀田:
ボカロPだと大抵、パソコンと自分の周りの楽器で完結しますもんね。
そこに僕みたいな昭和生まれのミュージシャンは、憧れるんですよ!千利休じゃないですけど、畳・半畳とかのスペースで音楽が作られるということに僕はすごく興味と憧れを持っていて。
どんな感じで曲を形にしていくんですか?
須田:
僕の場合は弾き語りでまず作ることが多くて。
亀田:
そこは意外とアナログなんですね。
須田:
昔からそうですね、変わらず。
はじめはギターかピアノで、適当なコード進行をいったん決めて、その上で思いつく日本語をバーッて叫んでみて…っていうのを30分〜1時間ぐらい続けて何か拾えそうなのがあったら録音して。
そこからDAWに起こして ちょっと肉付けして、みたいなのが多いですね。
亀田:
まさにセルフプロデュースですね。
自分の中に降ってきたものを奏でる、録音してみる、自分で良い悪いも判断するっていう。
その形って古来さまざまなミュージシャン、アーティスト達がパソコンとかができる前から やっていることなんだけど、それを丁寧になさっている須田さんの曲っていうのは解像度が高く、綺麗に撮られた写真のように僕は感じています。
——制作のテンションを変えた? 意外なプレゼント
亀田:
例えば須田さんに影響を与えたルーツミュージックってあったりするんですか?
須田:
音楽にハマるきっかけは、ポルノグラフィティさんでしたね。
友達にMDを借りて聞いた「アポロ」で『音楽ってめっちゃかっこいい!』ってなって、緑のベスト(PORNO GRAFFITTI BEST BLUE’S)に大ハマりしました。
そこからどんどん音楽にのめり込んで、大学まではドラムだけやっていたんです。一応、大学もドラム専攻で。
亀田:
ドラムは今でも叩くんですか?
須田:
全然 叩かないんですけど、
1週間前くらいに大学の同期からハイハットをプレゼントしてもらって。最近ハイハットだけ自分でサンプリングしています。
亀田:
今の須田さんの制作スタイルの中に、ハイハットが入ってきた!?トラックに新しい空気感が感じられるって、大事ですよね。
須田:
はい、制作のテンションあがります。
亀田:
上手い・下手は置いといて、最初の段階は 自分で楽器を弾いた方が形にしやすかったりしません?
そこから素晴らしいミュージシャン仲間が、もう一個上のステージに上げてくれるんだけどはじめから人に頼んじゃうと、ちょっと違っちゃうんですよ。
曲が体と接続しないっていうか。
須田:
そうですね、まずは自分のニュアンスで一回作りますね。
亀田:
やっぱりね。須田さんの作品から出てくるエネルギーって、音楽制手工業みたいにきちんと自分の中で組み立てて作られているんだなっていうのが伝わります。
——休みって何だろう? 須田景凪さんがリラックスする瞬間
亀田:
須田さんが以前「あまり休みの日の概念がない」と話されていたのを小耳に挟んだんですけど…。
須田:
そもそもボカロPとして部屋の中で 曲を生んで、部屋の中でアウトプットする、みたいなことをずっと繰り返して今もやっているので、家の中がいつでも曲を作れる場所なんです。
だから自分が休みだと思えば休みだし、曲を作ろうと思ったら それがいわゆる仕事モードなのかもしれないし。
休んでリラックスしてる時に、良いアイディアが降ってきたりもするじゃないですか?
と考えると、明確な休みって何だろうなって。
亀田:
音楽を作っている時にリラックスできる瞬間や、解き放たれる時があるっていう。
実は 僕もそうなんです。
例えば、こうやって須田さんとお話が弾んじゃったりすると家に帰ったらご飯を食べながら家族に「今日須田景凪さんと会ってこういう話したよ」って。
僕もね、ずっと音楽なんですよ。
めちゃくちゃ仕事を家庭に持ち込む男です。笑
亀田:
曲を聞きながら僕たち飲んでいたのが、先月リニューアルしたばかりの「スターバックス®チルドカップ」のカフェラテです。
須田:
めちゃくちゃ美味しいですね。
亀田:
厳選されたコーヒー豆を使っていて、コクがあるけどミルクの味わいがふわっと広がるカフェラテです。
僕のスタジオの冷蔵庫にはズラっと並んでいて。
須田さんは日常の中で、どういうときに飲みたいですか?
須田:
ワンコーラスとかサビだけを データに書き出して、聞き直している瞬間があるじゃないですか。
そういう時にぴったりな気がしますね。
飲みながら、ぼーっとしていると思います。笑
亀田:
一番のチルアウトタイムじゃないですか?
とても贅沢な時間だと思います。
——音楽は人生のツール
須田:
僕の相棒は、ライカというブランドの「チェキ」ですね。
5年くらい前から使っていて、気付いたら3台くらい持っています。
亀田:
写真が段々と色づいていく瞬間が感動的ですよね。
僕は写真の匂いも好きで。
チェキがでた頃には、僕もたくさん撮りました。
須田さんの撮った写真を見ると、やはり「その人」が出ますよね。
須田:
あんまり外出しないので、新しい家具や楽器を買ったり、ちょっと模様替えした時とかの節目で写真を撮って、記録っぽい感じで使うことが多いですね。
亀田:
須田さんの音楽の作り方にも共通しているよね。
自分で「できたかな」と思ったら 音に閉じ込めて作品にしていくのと、写真を撮るのも全く同じ感じがして。
モノを作っていくアーティストの、一番根っこにあるピュアな部分を感じますね。
あと、須田さんの楽曲には日常を想起させる歌詞が多いと思うんですけど、そこは意識されているんですか?
須田:
意識してもいますし、昔から無意識で書いても自然とそうなりますね。
僕は、音楽を聞いた時とその時に置かれている状況って結びつくと思っているんです。
だから自分の音楽を聞いてくれた人が、人生で音楽を好きに役立ててくれたら良いなって。
亀田:
本当にそう思う。
一番ミュージシャン冥利に尽きますよね。
最後は聞いてくださる皆さんのものになるっていう。
須田:
その人の人生で好きなツールとして扱ってもらえれば良くて。
もちろん、曲は大事に作っているけれどそれをどう捉えるかは、聞いてくれる人にお任せしています。
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— interfm (@InterFM897) April 15, 2022
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